2022年度

[2020年度] 第54回 北海道ユネスコ大会 in 小樽

[2020年度] 第54回 北海道ユネスコ大会 in 小樽

日 時2020年10月9日(土)
場 所オンライン開催(小樽 GOLDSTONE 旧澁澤倉庫)
参加者参加協会数21 、参加者260名

大会テーマ「持続可能な社会の実現に向けて」
~私たちにとってのSDG s 地域ユネスコ活動でなしうること~

[2019年度] 第53回 北海道ユネスコ大会 in 札幌

日 時2019年11月2日(土) 、3日(日)
場 所札幌・京王プラザホテル札幌
参加者

ユネスコ世界寺子屋運動 30 周年記念

大会テーマ 学ぼう!築こう!平和のこころ~子どもたちの未来にむかって~

見出し

2019年度 北海道ブロック・ユネスコ活動研究会レポート
基調講演では演題「居場所を届けて 14 年」~生まれてくれてありがとう を公益財団法人北海道文化財団理事長「君の椅子」プロジェクト代表 磯田 憲一氏より伺う。
豊かさとはなにか問う。子どもの人権がないがしろにされ、児童虐待やいじめが起きる。
かつてあった 向こう 三軒両隣の関係性がなくなり、地域の力は失われ、犠牲は子どもが受ける。
ルーズベルトの言葉「今いるところで、今ついているもので、今できることをしなさい」行政マンは何もしないことが仕事といわれたが、磯田氏はその常識に挑戦してきた。
かつて、地域では子どもが生まれると花火をあげて皆でお祝いをした。
花火に学び、代わるものを提案したのが「君の椅子」。椅子は居場所の象徴であり、心を育てる。 2006 年東川町からスタートし全道に広がる。
2011年 3 ・ 11 東日本大震災時に東北 3 県で生まれた 104 名の子どもの家庭に手紙を出し98 名の子どもに「希望の君の椅子・逞しく未来へ」と名前を入れて寄贈。子どもたちが大人になったいつか、人生の壁に遭遇した際、「椅子」を思い出し、再び立ち上がる勇気を胸に湧きあがらせる時のあることを願っていると結ばれた。
「SDGsに関する啓発映像コンテスト」入賞者の発表 では北海道知事賞を受賞した札幌藻岩高等学校から、未来デザインとして、将来のキャリアについて深く考えた内容の発表、札幌市長賞の札幌新陽高等学校からフェアートレード紹介の発表があった 。
札ユネスコ協会の活動については、寺子屋プロジェクト、カレンダープロジェクト の活動を 紹介。 交流会 では 橋本 会員のお孫さん 、新田僚さん によるヴァイオリン演奏 を楽しみ 、豪華賞品のお楽しみ抽選会で盛り上がった。
二日目はカンボジア事務所教育担当チーフクラン・バンダイさん、通訳の宍戸さんから「世界寺子屋運動」〜カンボジアの今〜 を聴く。
日本ユネスコでは、カンボジアアンコール寺子屋プロジェクトを実施しており、シュムリアッフでも識字率の低い、就学率の低い、貧困率の高いところで 17 箇所 1.000 人が利用している。基礎教育、収入向上活動、人材教育を行う。月二回の給食プログラムで白いご飯と具沢山のスープ。 HVI エイズや人 身 売買や関する教育も必要。将来の夢が無い子どもがほとんどだが、中学に進学すると、夢を語りだす。
効果は数字だけで語れない。教育省でも公教育以外の教育として、認められている。
村人も寺子屋と教育に対する態度が変わった。
まだまだカンボジアでは貧困で小学校を途中で辞め、家事や農業をする子どもたちが多くいる。
日本からの支援では、お金だけでなく、人的交流が望ましいとの事 だった。
国内委員会報告では、日本ユネスコ協会連盟から、現在のユネスコの状況、活動報告があった。 世界遺産、首里城の火災には出席者 も心を痛めており、当日募金活動を行った。若者にとってもシニア層にとっても魅力的な活動の追及が必要との指摘があり、各ユ協共通の課題だと思った。
地区ユネスコの活動紹介では、室蘭ユネスコ協会から、協会主催のユース・フォーラム10周年について、また、大谷室蘭高校でのESDパスポート活動、高校生 カンボジアスタディツアー参加者から「ユネスコの世界寺子屋が見たい!」と題した報告があった。
岩内ユネスコ協会からは平和を祈る折り鶴活動や、地元に根ざした ユニークな活動「赤ちゃんハイハイ・ヨチヨチ大会」の報告があり 会場が和やかな雰囲気となった。
次回開催地の小樽ユネスコ協会からのアピールで閉会した。 開会後のエクスカーションも和気あいあいと楽しみ、充実した2日間であった。
(篠田 江里子)

[2018年度] 第52回 北海道ユネスコ大会

日 時2018年10月14日(日)
場 所かでる 2 ・ 7
参加者

[2017年度] 第51回 北海道ブロックユネスコ活動研究会 in 釧路

日 時2017年10月14日(土)~15 日(日)
場 所釧路
参加者 4 名参加

[2016年度] 第50回 北海道ユネスコ大会 in 恵庭

日 時2016年10月8日(土)~9日(日)
場 所恵庭
参加者

今回の恵庭全道大会は、会員拡充についてのグループセッションやそれを行う為の活動についてのフォーラム、活動の輪を広げる為のフォーラムを行いました。また全国的青年連絡組織の方々にもお話しして頂きました。自分にとってユネスコに加入してから初めての全道大会だったので、緊張と期待が複雑に入り混じっていましたが、実際に参加してみると沢山の協会内外の方々のお話を聞く事ができ 、改めてユネスコのあるべき姿を考えさせられました。そして、これからユネスコの一員として活動をしていく上で大切な事や今の状況を踏まえてこれからどういう活動をしていけば良いのか、大会に参加する前には考えていな かった様な事も学べま した。

[2015年度]第49回 北海道ユネスコ大会 in 室蘭

日 時2015年10月15日(土)~16日(月)
場 所室蘭プリンスホテル
参加者

会場:国際交流研修副委員長 陶 恵栄
今年のテーマは、ESD のさらなる推進「あなたの毎日が、未来になる」です。グループセッションは「持続発展する平和・未来のさらなる推進のために」のキーワードを中心として、 120 名余りの参加者がグループに分かれ、それぞれの活動や課題と解決案まで語りあい、最後に各グループが発表。全員参加する大会になりました。
大会二日目のフォーラム ②は「希望の未来を拓く社会の実現のために」のテーマを中心として、室蘭ユネスコ協会青年部(二つ の高校の 生徒 8 人)の設立経緯、活動実践発表を公開授業の形で披露しました。
その後、清泉幼稚園の 46名の子どもたちが登場し、子どものときからユネスコ精神に触れ、「あなたの毎 日が 未来になる」のスローガンの通りの実践報告を聞き、子どもたちの手話付きの歌を鑑賞し、一緒に踊りに参加して、会場は汗が出るほど熱気で溢れました。フォーラム ③ は「 ESD地区ユネスコ活動について」。札幌ユネスコ協会青少年委員会、釧路と函館ユネスコ協会国際委員会の報告で、様々な民間活動を通じて、ユネスコ精神を浸透させ、確実に活動を実践して、 「 世界の平和、人間の尊重、教育の普及、世界を友愛と信頼の絆で結ぼう 」 のユネスコ会員綱領を実践していました 。

青少年委員長
髙山 千鶴子
戦後
70 年を迎え、 UNESCO 設立 70 周年の記念すべき節目の年の大会に参加出来ました事は、とても有意義で沢山の方々との交流は私の宝物となりました。
当青少年委員会は
2 日目のフォーラム 3 「 ESD 地区ユネスコ活動について」において、年間活動の一つ「私のまちのたからもの絵画展」についての発表を行いました。毎年子ども達は身近な自然や文化の中から人を愛し、誇りを持って伝えて行こうとする心を絵画に表
現しています。今年も、 45 枚の力作を地下歩行空間で展示出来ました。毎年参加の厚別通小学校は、出前授業も経験済みで今年も書き そんじ ハガキを集めて下さり 2.379 枚をカンボジアの子供達の為にと 頂きました。
また、札幌平岸高校は、何度か出前授業の依頼を頂き実施しておりますが、 201 1 年地下歩行空間での開催時から地域遺産を伝えるパネル作品で参加し、これをきっかけ に、日本ユネスコ協会連盟主催「私のまちのたからものコンテスト」にも応募し 2012 年度優秀賞、
13 年度は見事、最優秀賞を獲得しました。また、 今年ユネスコスクールの登録校にも選ばれました。
この様に絵画展への参加からユネスコ活動の輪が広がっていることをご報告できたことは意義あることと思っています 。

[2014年度]第48回 北海道ユネスコ大会 in 札幌

日 時2014年10月25日(土)
場 所かでる 2 ・ 7
参加者

2014年度北海道ブロック活動研究会 全道大会)は、 10 月 25 日 土 に
かでる 2 ・ 7 で開催され、全道各地から会員ほか 100 名が参加しました。
札幌市立大通高校などユネスコスクール登録 3 校がユネスコスクールの取り組みなどについて発表。その後 UNESCO 創造都市ネットワークに加盟したのを受け、上田文雄札幌市長の特別講演がありました。ユネスコでは「創造的な産業の育成に実績のある都市」を創造都市として認定しており、札幌市は 2013 年メディアアーツ分野で加盟が認められました。現在世界で 41 都市、日本では札幌市を含めて 4 都市が加盟しています。

[2013年度]第47回 北海道ユネスコ大会 in 帯広

日 時2013年10月19日(土)~20日(日)
場 所帯広市とかちプラザ
参加者

帯広ユネスコ協会創立40周年記念第47回北海道ユネスコ大会in帯広

2013年度における東日本大震災支援、世界寺子屋運動、ユネスコスクールに関する活動を主な報告内容として、札幌ユネスコとは異なった活動を確認することができました。
基調講演では、為廣正彦氏によるバイオディーゼル燃料やナタネ100%の食用油の製造販売に関してのお話を拝聴させていただきました。
大会開催地である十勝の特色を活かし、循環型地域社会を目指すビジョンがとても印象に残ったお話でした。
また、星槎国際高等学校帯広キャンパスによるライブアート(写真参照)も素晴らしく、今大会のテーマである“星に問う「地球はお元気ですか!」”に対する答えとなるような、迫力のある絵を描いていただきました。大会を通して様々な支部の方々と交流でき、視野を広げられる貴重な機会となりました。
(斉藤慧)

[2012年度]第46回 北海道ユネスコ大会 in 旭川

日 時2012年10月20日(土)~21日(日)
場 所旭川
参加者

旭川ユネスコ協会創立40周年記念

見出し

第46回北海道ユネスコ大会in旭川に参加して

基調講演の前ユネスコ事務局長、松浦晃一郎講師からは、地球が抱える問題を提起しその体制を作るのが私の使命と伺い大きな力を思いました。
翌日お帰りの折ユネスコスクールのお話からユネスコが提唱していた生涯学習に及び、「実は、私は修士・博士がなかったので大変肩身の狭い思いをしていました。2011年立命館大学で博士号がとれました…」と、そのお顔のなんと晴れやかなこと、伝えずにはいられなかったのが私たちにも分かり、生涯学習が心に沁みました。
旭川ユネスコでの青少年育成活動について、小・中・高の生徒がそれぞれの学校で実施している活動が報告されました。なかでもユネスコ出前授業の「ミズナラの植樹活動(親子で参加、13年継続中。春から紙ポットで各自が育てたミズナラを9月ユネスコの森へ箱のまま植える。)を通じ、森のしくみ森の働きを学び森の神様を思った。」との報告が印象的でした。
こうして旭川ユネスコの日常活動が地域とのネットワークつくりに貢献し次世代へ受け継がれていくのを見ることができました。
(東 隆子)

[2011年度] 第45回 北海道ユネスコ大会 in 函館

日 時2011年10 月 8 日(土)・10 月 9 日(日)
場 所函館
参加者

函館ユネスコ協会創立 60 周年記念

縄文遺跡の世界遺産登録を
副会長 古本 英之

函館ユネスコ協会は、地域に根ざした活動をして多くの成果をあげてきました。かつて、私が道ユ協の事務局長、副会長をさせていただいたとき、葛西、竹内、恩村、高橋の歴代の会長には御指導を受けましたし、高校ユネスコ研究大会にも支援をされてきました。
今大会の特徴は、文化を基層に道南の古代文化に光をあたえたものでした。北海道初の国宝になった、中空土偶が旧南茅部町(現在は函館市尾札部町)で発見され、一帯では垣ノ島、大船など縄文の遺跡が続々と発掘されています。そして森町の鷲ノ木遺跡などを含めた道
南と、津軽海峡をはさんだ青森・秋田・岩手の北東北に広がる縄文
遺跡を合わせて、世界遺産になることを期待しています。

[2010年度] 第44回 北海道ユネスコ大会 in 知床

日 時2010年月日(土)~日(月)
場 所
参加者

知床のこの時期にしては穏やかな秋晴れの中、全道大会に参加して来ました。
開会式に続き、旭山動物園園長坂東元様の記念講演を拝聴、我々はつい人間の都合や感情で動物に接したり要求しますが、主役は動物であり快適で幸せな一生を送れるためにの配慮が大切、人間を含め生き物全ての命の尊さは同じであるという基本を忘れてはいけないことに改めて気づかされました。
フォーラムに移り、小学生の発表は地域活動の意識が高く、地元を愛し大切にする思いが早くも芽生えており、植樹・地域清掃・自然観察など身近な所からの活動が新鮮に映りました。
高校生は更に踏み込み、体験学習を通じ森林再生・自然と生物の関わりや問題点・知床の地域特色を授業に取り入れ緻密に調査しており、将来をしっかり見据えた活動は堂々としていました。発表してくれた小学生・高校生の未来に多くの可能性を感じエールを送ります。
世界遺産を守り続けることは容易ではありませんが、恵まれた豊かな自然を最大限に生かし地域全体で 何事にも積極的に取り組んでいる知床の人情味あ
ふれる人々の姿は輝いてみえました。地域環境は違っても、ユネスコ活動の共通の土台があるのですから、それぞれの地域でこつこつと努力を積み重ねながら活動していかなくてはと刺激を受けた知床大会でした。産声あげて間もない知床ユネスコ協会の皆様のご尽力に深く感謝申し上げます。