日 時2011年11月29日(日)~23日
テーマ
講 師
場 所
参加者21名

カンボジア・シェムリアップ地方再訪

3月に予定していたカンボジアのスタデイツアーが震災のために延び、ようやく11月末、旅程も縮めて行うことができた。
総勢21名、ちょうどタイの大洪水の報道の最中で心配して出かけたが、前回3月のからから灼熱の時期と比べて緑も多く、動物達も子育て中、村人も収穫物をいっぱい自転車に積んで、心なしかゆとりが感じられた。
今回も「飛んでけ!車いす」の会と連携、3台の車椅子を届け、喜んで下さる姿にこちらも幸せを戴いた。洪水のため道が悪く「札幌ユネスコ協会」の銘板のあるルエル寺子屋訪問を断念せざるを得なかったのは残念だったが、代りに前回訪ねたプレイクロッチ村の子ども達と交流できた。
その日の夕方、ドンソックの識字教室に行き実際の授業をみたり、ユネスコ会員のカンパで作られた井戸のテ-プカットに参加できた。村人で自主的に作る運営委員会の方々の歓迎に感動しつつ、まだまだ、ユネスコの果たす役割が在ると実感した旅であった。

寺子屋プロジェクト代表 横路 由美子

若者たちの力強さ

今回の旅ではカンボジアの若者と触れ合う機会が多く、彼らの頑張りや活躍には目を見張るものがありました。
夜の寺子屋に通う子ども達は自分の家の手伝いを終えた後、疲れたそぶりを見せる事無く学びに来ています。
ナイトマーケットで知り合った20代前半の男性は、若くして観光客向けのお店を経営していました。
彼の夢は桜を見るために日本へ行く事だそうです。
私たちのツアーのガイドをしてくれたサムアンさん。今回のツアーの成功は彼のガイドなしでは成り立ちませんでした。
私たちがサムアンさんを日本に招待できるような関係を築く事も、ユネスコとしての国際協力のあり方としてあっても良いのではないかと思っています。
最後に、私をツアーに参加させてくれたユネスコの方や、一緒にツアーに参加したユネスコ以外の方々に感謝を述べたいと思います。どうもありがとうございました。

北海道大学大学院生 藤島 和也