チェリストの土田英順氏に初代 ユネスコ広報大使をお引き受けいただき、4月の総会において委嘱状を授与しました。
土田氏と当会とのご縁は、2014年11月の講演会から始まりました。
一昨年12月急逝された、外岡秀俊氏による震災被災地からの報告「わすれない、つなげよう」と題した講演の際に、土田氏がチェロを演奏されたのです。
また、2017年2月に映画「小さき声のカノン」の上映会に参加、上映後「保養の大切さへの理解が深まりました」と、じいたん子ども基金より「ユネスコ協会就学支援奨学金」に10万円のご寄付を頂戴しました。
その後もクラウドファンディングも含め、何回も震災で被災した子どもたちのためにと、多額のご寄付を頂戴しております。
また、ご自身のブログでも度々ユネスコ活動についてご紹介くださっています。
土田様こそ、札幌ユネスコ協会初代広報大使にふさわしいと、理事会が全会一致で推薦を決めました。
土田様にお引き受けいただき、会員一同大変喜んでおります。

2022年度 会報 No.48

「広報大使をお引き受けして」土田 英順

大人であれ、子どもであれ、人が喜ぶのを見ると嬉しくなります。
東日本大震災復興支援活動を始めて12 年。ずいぶんと沢山の人が喜んでくれました。被災地へ行くと笑顔で迎えてくれる人も。嬉しいです。
ユネスコ協会からは毎年「活動レポート」が届きます。読んでみると知らないことが多く、他にも知らない人がたくさんおられるのでは、と思い 、活動内容をブログで紹介したり、コンサートで聴衆に話していたら「初代 ユネスコ広報大使」に就任を・・と、要請がありました。
承諾したものの、大したこともできずにいるのですが、今後もレポートをよく読んで理解を深め、ユネスコ協会の素晴らしい活動内容を伝え、広めていくことができれば、と思っています。
ユネスコの様々な支援活動のひとつに、「東日本大震災子ども支援」があります。この支援 は、地震・津波による家屋の流失・損壊や、原発事故による避難などの理由で、経済状況が悪化した家庭の子どもたちが、安心して学校に通えるように行なっている返済不要な奨学金制度です。
奨学金の給付は 2025年まで続けるとのことですが、寄付の受付は2022年度で終了。
12年前から続けている私の活動は「東日本大震災復興支援」で、開設した基金からの支援対象は東北の被災3件に限られます。
誠に申し訳ありませんが、今後基金からユネスコに寄付ができなくなります。
違う形での協力はぜひ継続させていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。

4月28日、総会において委嘱状を手に横山会長と

福島県伊達市霊山町小国小学校の音楽室で2016年4月と、2017年6月にチェロを弾きました。

2023年3 月11日、町民633人が犠牲となった、宮城県亘理郡山元町の海岸で鎮魂の演奏をしました。

[2022年度] 「ユネスコ 広報大使」就任記念チャリティーコンサート

チェロ 土田 英順 / ピアノ 矢崎 有佳 「紡ぐ音、つながる思い」昨夏、豊平館で行われたコンサート。親しい知人達に声をかけると、沢山の方々が駆けつけてくれ嬉しい再会となりました。演奏が始まると、木造の由緒あるホールはチ […]