2013年度

[2013年度] 講演会(国際交流研修委員会)

[2013年度] 講演会(国際交流研修委員会)

日 時2013年11月16日(土)
テーマ「新渡戸稲造と札幌農学校」
講 師北海道大学名誉教授 藤田 正一氏
場 所ホテルレオパレス
参加者52名

ユネスコの前身とも言える-ICIC:International Committee on Intellectual Cooperation(国際知的協力委員会)が大正11年(1922年)に開かれ、委員会では国際連盟の事務局次長であった新渡戸稲造が事務を担当しており、アインシュタイン、キュリー夫人等、著名な有識者12名が参加していました。
その後第二次世界大戦の開戦により活動は中止されました。
昭和20年(1945年)11月に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)設立の会議がロンドンで開催され、ユネスコ憲章(戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなくてならない…)が採択されました。
藤田先生は北海道大学獣医学部をご卒業後、オレゴン大学、アルバート・アインシュタイン医科大学で学ばれ、北海道大学獣医学部教授、そし北大副学長を務められ、現在は北海道大学名誉教授、札幌平成遠友夜学校校長です。
ご講演でクラーク博士と新渡戸稲造の関わりの中でクラーク博士が生徒にお話になったお言葉のBe gentlemen(紳士たれ)は常に弱者に対して真摯に対応せよとの意味とおっしゃった事が印象的でした。
世界的に活躍した新渡戸稲造氏と北海道の強い絆を学び素晴らしいご講演でした。
(委員長 児島 充子)