2021年度

[2021年度] 第16回平和の鐘をならそう

平和の鐘を鳴らそう

[2022年度] 第17回 平和の鐘をならそう

日 時2022年7月16日(土)
場 所東本願寺別院境内
参加者21名

今年も感染対策と空模様を考え、御門の下に椅子やテーブルを並べ実施しました。
来賓挨拶では、新しく就任された輪番坂田智亮様にご挨拶をいただきました。
平和の大切さを仏教の教えを通してお話をしてくださいました。
「私の平和宣言」では、児島理事の先導により参加者全員が気持ちを一つにして唱和しました。
最後に参加者を代表して7名が、貧困・紛争・自然災害・新型コロナウイルス感染症で苦しむ世界の人々への鎮魂と復興と平和への祈りを込めて平和の鐘を鳴らしました。
7月19日「民間ユネスコの日」に合わせて平和を願う有意義な活動ができました。
(コーアクション委員長 増永俊子)

[2021年度] 第16回 平和の鐘をならそう

日 時2021年7月17日(土)
場 所東本願寺別院境内
参加者14名

感染対策から、昨年に続き、理事を中心とした会員のみの参加でした。
外岡会長のご挨拶、三浦輪番様からのお言葉、児島理事先導による「わたしの平和宣言」に続き、男性4名(三浦輪番様、外岡副会長、トーキル会員、國田会員)が代表して鐘をつきました。

挨拶要旨 外岡会長
今年が日本が国としてユネスコに加盟して70年になります。
また、間もなく2つの新たな世界遺産、自然遺産の「奄美大島・徳之島・沖縄北部及び西表島」、 文化遺産の「北海道・北東北の縄文遺跡群」が誕生します。おめでたいことです。
世界平和、東日本大震災からの復興、新型コロナウィルス感染の一日も早い終息を願い鐘をつきましょう。


挨拶要旨 東本願寺札幌別院輪番、三浦輪番様
今年1月に亡くなった、半島一利さんによると、かなりの大人が、かつて日本がアメリカと戦争をしたことを知らないし、 俳句、「八月や 六日、九日 十五日」の意味も分からなくなっているそうです。
また、先般沖縄で感染が急増した際、玉城知事が国に緊急事態宣言の発動を求めた行為に対し、 ある国会議員が、「国の政策に頼るなんて、沖縄県民らしくないじゃないか。」と語ったそうです。
「沖縄県民斯く戦えり。県民に対し、後世特別の御高配を賜らんことを。」  これは、帝国海軍の沖縄防衛司令官、大田実中将の自決前、最期の電文です。
唯一の地上戦となった沖縄では多くの島民が犠牲となりました。
それに対し、太田中将は「特別のご高配を」と願って命を絶たれました。
国会議員の発言は嘆かわしいものです。 仏教の教え「殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ」、ユネスコの考えに通じます。 ご一緒に平和の鐘をならしましょう。

[2020年度] 第15回 平和の鐘をならそう

日 時2020年7月18日(土)
場 所東本願寺別院境内
参加者20名

新型コロナウイルス感染が収まらない状況で、実施するかどうか検討した結果、密を避け感染対策をして実施する事になりました。
開始前に感染予防の為、イス・テーブル等を除菌シートで拭いたり、密にならないようにイスを配置する等の準備をしました。
外岡副会長の開会挨拶で始まり、輪番三浦様に来賓挨拶をしていただきました。
「私の平和宣言」は、児島理事に英語と日本語をお願いして、参加者全員で気持ちを一つにして唱和しました。
今回、時間短縮の為、残念ながら紙芝居と朗読は中止しました。
広田副会長の閉会挨拶の後、集合写真を撮りました。
最後に参加者を代表して、外岡副会長、広田副会長 、高山理事の三人が、貧困・紛争・自然災害・新型コロナウイルス感染症で苦しむ世界の人々への鎮魂と 、 復興と平和への祈りを込めて、平和の鐘を鳴らし、終了しました。(コーアクション委員長 増永俊子)

2020年度 会報 No.46

「平和の鐘をならそう 」東本願寺札幌別院輪番、三浦崇様
コロナ禍で世界中が振り回され、感染拡大防止のために「集まるな閉めるな 寄るな 家に居ろ」と三密回避が叫ばれて久しい。そのような中で「コロナ禍が人に問うもの語るもの」との川柳が目についた。今回の経験から何を学ぶのかということであろう。
国連のグテレス事務総長は「このウイルスには、国籍も民族性も、党派も宗派も関係ありません。
すべての人々を容赦なく攻撃します」と語っているが、コロナウイルスは自らの遺伝子を残し増殖するために、人や動物の他の生物を宿主にするのであって、ウイルス自体には攻撃する意志があるわけでは勿論ない。
そのように、何の目的も悪意もないままに、国家・民族・思想・信条に無関係に感染をもたらす(襲いかかってくる)コロナウイルスに対しては、人間もまた国家・民族・思想・信条 の 差異ちがいを超えて対応・対決しなければならないのだろう。
先のグテレス事務総長は「戦争という病に終止符を打ち、世界を荒廃させている疾病と闘うこと」を訴えているが、人類が、お互いに憎しみ合い争い合って自国利益の追求のために貿易戦争や軍拡に狂奔する愚かさに気づき、全人類を破滅させる武器である核を捨てる方向へ一日も早く転換することを、コロナ禍が促しているのではないだろうか。
「私たちが直面している最大の危機はウイルスではなく、人類が内に抱える魔物、即ち憎悪と強欲と無知だ」とはイスラエルの歴史学者の指摘である。国家、民族、思想・文化の差異を認め合い、差異のあるままに共に携え合っていける世界の築かれることを願って、「平和の鐘」を鳴らし続けよう。