寺子屋一色の大会
1日目、寺子屋運動によって多くの途上国の人々が素晴らしい未来を得ることができたことの報告が次々に発表されました。
一番印象に残ったのは、 ネパールのタラマティ・ハリジャンさん の体験談でした。
彼女は学校に通う機会がないまま、12歳で結婚。 母となり、40歳を過ぎてから生まれて初めて字の読み書きを学び、現在は 地元の議会議員を務めています。
「自分は夫の理解もあり、寺子屋に通い、学ぶ喜びを知った。
同じような境遇の女性たちの人生を変える力になりたい」との言葉には本当に感激しました。
懇親会では一緒に写真を撮っていただきました。
2日目のゲストは山田洋次監督。
「寅さんシリーズ」「学校シリーズ」の映像を紹介しながら、日本の教育について語って下 さい しました。豊島区や新宿区からは国内に増えている外国人の子どもたちへの教育についての討議もあり、幅広い視点から「学び」について考える機会が与えられ、寺子屋30周年にふさわしい素晴らしい大会でした。
(寺子屋プロジェクト代表 國田 裕子)
猛暑の中、満員の会場
山田洋次監督
札幌ユネスコ協会からの参加者
タラマティ・ハリジャンさん(前列
右端)を囲んで