2019年度

[2019年度]第75回日本ユネスコ運動全国大会in東京

[2019年度] 第75回 日本ユネスコ運動全国大会 in 東京

日 時2019年9月7 日 土 、 8 日 (日)
場 所東京・豊島区立目白小学校 ・ ホテルメトロポリタン
参加者

世界寺子屋運動30周年記念―学びを通じて地域を振り返る ー

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「全国大会 i n 東京 」 に参加して
北海道に住む者として、寒さには慣れていても残暑対策に頭を悩ませつつ上京すると、寺子屋運動 30 周年記念大会は外気に劣らない、熱い大会でありました。
幾多の国から集まった登壇者が、寺子屋によって人生がいかに変わったかを報告下さいました。また、パネルディスカッションでは、これからの役割や展望等が討議されました。
2日目は山田洋次監督による基調講演「 2019年、寅さんの学校論」がありました。映画の概要を鑑賞し「面白可笑しく」聴くうちに、気がつくと泣いておりました。
人類の宝である世界の子どもたちが物心両面に於いて 豊かに育てられることを切望し、その為にユネスコ活動が益々大切になると確信して、たくさんのパワーを頂いた全国大会参加となりました。
国際交流研修委員会 平井 朋子

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寺子屋一色の大会
1日目、寺子屋運動によって多くの途上国の人々が素晴らしい未来を得ることができたことの報告が次々に発表されました。
一番印象に残ったのは、 ネパールのタラマティ・ハリジャンさん の体験談でした。
彼女は学校に通う機会がないまま、12歳で結婚。 母となり、40歳を過ぎてから生まれて初めて字の読み書きを学び、現在は 地元の議会議員を務めています。
「自分は夫の理解もあり、寺子屋に通い、学ぶ喜びを知った。
同じような境遇の女性たちの人生を変える力になりたい」との言葉には本当に感激しました。
懇親会では一緒に写真を撮っていただきました。
2日目のゲストは山田洋次監督。
「寅さんシリーズ」「学校シリーズ」の映像を紹介しながら、日本の教育について語って下 さい しました。豊島区や新宿区からは国内に増えている外国人の子どもたちへの教育についての討議もあり、幅広い視点から「学び」について考える機会が与えられ、寺子屋30周年にふさわしい素晴らしい大会でした。
(寺子屋プロジェクト代表 國田 裕子)


猛暑の中、満員の会場

山田洋次監督
札幌ユネスコ協会からの参加者
タラマティ・ハリジャンさん(前列
右端)を囲んで